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第504・505合併号「来年の夏まで埋まった予定表」
[2016.12.20号]
【よいどれコラム】
来年の日程を決めるのに手元のiPhoneのカレンダーを開き、スライドさせると2020年まで出てきた。2017年に戻そうと、もう一度スライドさせると、2013年まで戻ってしまった。ふと、《このカレンダーは、いつまでカバーしているのだろう》と思い、続けて前にスライドさせると、1939年までは年の表示が出ていたが、そのもっと前の暦も、どこまでもありそうで、それ以上遡るのはやめた。そうすると、《未来はいつまでカバーしてるのだろう》と気になって、スライドを繰り返すと、4040年まで出てきて、これまたどこまでも続いていそうで、ここでやめた。現代に生きる人間に、《ここまでの未来の暦が必要かな》とも思うが、その基盤である宇宙船地球号が永遠に、元気で存続して欲しいと思った。
12月4日、実家のある栃木市の栃木駅前にあるサンプラザにおいて、栃木東中学校昭和46年度卒業生の第5回同窓会が開催された。筆者もその卒業生の一人で、参加した。1組から7組まであって、全学年で270余名の生徒がいた。恩師は、2人が他界したが、4名の恩師(1名は所用により欠席)が参加した。偶然だろうが、1組から5組までの、校舎の2階で毎日階段を上り下りした先生方が元気である。6組、7組は1階で、筆者は、7組。記念すべき還暦の同窓会には、卒業生90余名が参集した。うち、女性が4割弱だろうか。何年前に行われたか忘れた前回の第4回同窓会は、50名くらいだったから、やはり60の還暦は、節目なのだろう。当然ながら、顔は覚えているが名前が出てこない人も多い。さらにいえば、顔も名前も思い出せない人もいる。
筆者としては、何か面白いことができないかと思っていた。地元には、栃木ケーブルテレビもあるし、昨年始まった『FMくらら857』もある。そこで、「還暦同窓会のサプライズ取材」をお願いすることにした。サプライズにするためには、当番幹事に事情を説明していては、情報が漏れる恐れもあるし、ダメである。学年の同窓会の代表をしているOくんの了解を取って、仕掛けようと思った。しかも、栃木ケーブルテレビの担当のAさんから、Oくんに話を持っていってもらうことにした。
Aさんに、Oくんの名前を出すと、「お茶の会で一緒しています」というので、話が早かった。《イザワが、「同窓会にケーブルテレビの取材と、FMくららの生中継を入れてサプライズをしよう。OさんがOKなら、段取りを進める」といってますけど、いいですよね》とOKを取ってもらった。筆者から、Oくんに電話をしてもいいが、ケーブルテレビの担当者から直に話してもらった方が、「喉元まで話が進んでいる」という印象を与える。
かくして、当日、11時過ぎに現場に行ってみると、オレンジ色のジャンバーを着たケーブルテレビの女性スタッフ2名とFMくららの女性レポーター1名が、待っていてくれた。当番幹事が司会を務め、会の進行や注意事項など3つほど説明した後で、「それから、4つ目なんですが、今日は、ケーブルテレビの取材とFMくららの生中継が入ります。何か、どういうわけか、来ちゃったんです」といっていた。参加者には、「FMくらら857」の冊子を配っていたので、早速、アプリのダウンロードをした人が多かった。分からない人は、分かる人に聞いて、乗り遅れまいとしていた。
FMくららの生中継は、恩師を代表して、お一方(大和田功先生)、同窓会会長のOくん、当番幹事のSくん、そして女性を代表してMさん。インタビューは、会場の外で行い、FMくらら857の電波に乗ってエリア内に、インターネット経由では、世界中に、生中継が伝えられる。インタビューの内容は、スピーカーを使って、会場の中にも流れる。スマホを耳にあてて、聞き入っている人も多かった。そんな様子をケーブルテレビのカメラが押さえ、座があったまってきたところで、各テーブルを回り、インタビューを撮っていた。そして、筆者は、そんな様子をカメラに収めていた。
ケーブルテレビの番組は、編集されて、12月12日~18日の間、地元で放送される。これを(日本ケーブルテレビ連盟が運営する)「じもテレ」に上げてもらえると、全国、いや世界中どこにいても、インターネット経由で、手元のスマホ、タブレット、PCで視聴することができる。今回の同窓会に参加した人も、参加しなかった人も、この番組を視聴することができる。地域コンテンツの広がりである。そして、何より、同じ地域で生まれ育った人たちの、時間を越えた横連携にも、貢献できるだろう。今回担当してくれた栃木ケーブルテレビのAさんは、「普段取材しているあの人とこの人が、実は、同級生で、しかも仲の良いお友達だった」というようなことがわかって楽しかったといっていた。
さらに、この「じもテレ」、実は、テレビの大画面でも視聴できる。筆者宅は、Smart TV Boxが入っているので、ネットワークに接続している。ここで、ネットの検索機能を使って「じもテレ」を呼び出せば、仮に、今回の同窓会の番組がじもテレに上がっていれば、自宅のテレビの大画面で見られるのである。
(1)(同窓会、県人会など)人の集まっている番組は、多くの人に見られる可能性がある。
(2)「じもテレ」にアップすると、世界中で、スマホ、タブレット、PCで視聴できる。
(3)さらに、STBでテレビがネット接続していれば、自宅の大画面で見られる。
『これを続けていけば、ケーブルテレビのメディアとしての影響力の増大につながる!」と思うのですが。
次の同窓会は、2年後に行われる。そして、またサプライズ取材を依頼する。多少費用は掛かるにしろ、地元のケーブルテレビ局やFM局が取材に入った会場、そしてみんなの盛り上がりには、替えられない。(い)
【目次】
◆1.日本ケーブルラボ、「第7回ケーブルIoTを考えるワークショップ」開催
◆2.スペイシーとConnected Design、 IoTを活用した貸会議室の運営実験を開始
◆3.「オリンピック・パラリンピック基本方針推進調査文化を通じた機運醸成
試行プロジェクト」として採択された特別番組を J:COM テレビで制作放送
◆4.年越し特番『全国から初笑顔!J:COM列島リレー』
2016年12月31日(土)午後11時45分スタート
◆5.テレビ自動お知らせサービス「イッツコム テレビ・プッシュ」のコンテンツ
として駅構内のカメラ画像配信サービス「駅視-vision」の画像を
12月5日より正式導入
◆6.テレビ自動お知らせサービス「しながわ テレビ・プッシュ」で
駅構内のカメラ画像などの新コンテンツ「東急線情報」を 12月5日より配信開始
◆7.稲沢シーエーティーヴィがジャパンケーブルキャストの
「JC-mobile」の無線網を活用した「監視カメラソリューション」の提供を開始!
◆8.ケーブルテレビ局が北陸電力のポイントサービス「ほくリンク」との連携
~貯まった「ほくリンク」ポイントをケーブルテレビの商品割引に使える~
◆9.第29 回「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー2016」贈呈式開催
◆10.博報堂ソロ活動系男子プロジェクト、単身・独身女性の意識調査を実施
◆11.博報堂、4社横断の動画統合ソリューション 「hakuhodo.movie」を開始
―「動画生活者」を起点に、マスメディアとネットを最適設計するタスクフォース
◆12.電通、繁華街の行動データを分析する「マチログ」を12月から提供開始
― 第1弾は渋谷・表参道、街中の人の流れを動的・精細に可視化 ―
◆13.電通が運用するベンチャーファンド「電通ベンチャーズ」、
VRエンターテインメントコンテンツを開発する米国「サビオス社」に出資
◆14.「ノンフィクションW 撮影監督ハリー三村のヒロシマ」が
第44 回国際エミー賞 芸術番組部門を受賞!
◆15.プロテニスプレーヤー 大坂なおみ選手と
WOWOWテニス・イメージキャラクター契約を締結
◆16.KDDI、駅構内における買い物促進を目的とした訪日外国人向け実証実験を開始
~マルチタッチモニターを活用してさまざまな商品情報を表示~
◆17.「ケーブルプラス光卸」の提携事業者を拡大
~埼玉県 狭山ケーブルテレビと提携~
◆18.第一興商とNTT Comがカラオケルームを“ワークスペース”として開放する
共同実証実験を開始?Web会議システムや無線LANなど、
ビジネスに最適なICT環境を導入
◆19.新作アニメ「ガヴリールドロップアウト」を地上波放送直後より「ひかりTV」で
独占先行提供!
◆20.世界的ロックバンド「MR.BIG」のギタリストポール・ギルバートのデビュー
30周年記念ライブを「ひかりTV 4K」で独占先行提供!
◆21.“ひかりTV×よしもと”HDR対応4K放送でNMB48など多数アイドルが出演する
アイドルライブを生中継!
◆22.キッズステーション-2017年2月放送予定 放送作品
◆23.ICT総研、2016年 有料動画配信サービス利用動向に関する調査
◆24.NHK放送研修センター《ケーブルテレビ研修》案内
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