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第237号 「地上デジタル放送のIP再送信の覇権争いが始まる」

[2005.09.21号]

「暑さ寒さも彼岸まで」というが、ここ2~3日だいぶ涼しくなってきた。11日は、まだまだ暑く、メールを開くとあいかわらず迷惑メールが次から次へと来るので、イライラして、ケーブルテレビ関係者の情報交換スペースである「ヨイボレML」に次のような書き込みをした。
≪どなたか詳しい方 7月の頭頃から、下記のようなメールが届くようになり、ほおっておくとドンドン増えてきました。いくつかは、拒否メールを出しているのですが、思わず「奥様ランチ!」なんて届くと、<う~ん。うまいキャッチだな。参考になる>なんて、原稿書きの合間に感心していたりしました。が、いいかげん、迷惑度が増してきまして、こういうのは単純に、「拒否メール」を出せばいいのか、「メールアドレスを変更しなければならない」のか、この筋のお話に詳しい方、ご指南ください。
 いざわ <サンプル例>「人妻好きには”ヨダレ”が出る程。。。」「奥様ランチ!」「初めてはこれでOK♪(注:これは楽天でした)」「通達したい事が有りまして・・・」「男性必ず稼げるシステムです」「風俗逆援倶楽部」「高待遇!詳細一覧をご覧下さい」「認証されましたので…」「大人の出会い☆決定版!!」「セレブの決定版!」日替わり恋愛しませんか!」等々。≫
 関西大学の佐野先生から、早速、「拒否メールは駄目!余計、増えるのは確実…(中略)私のやり方。ツールの「迷惑メール」のチェックを有効にしていることと、知らない差出人、件名が「奥様ランチ」的なのは全部、即、削除(屑篭に入れるだけではなく)しています」というお返事をいただいた。
 NHK研修センターを6月で退職して、今は沖縄で泡盛作りとフィットネスに精を出す「よいぼれML」の象徴中嶋正夫さんからは、「小寺さんのお勧めでメールソフトをThunderbirdにして、迷惑メール対策も簡単です。お勧めします。http://www.mozilla-japan.org/products/thunderbird/
それと、でんわは、skypeです。これも、無料ソフト。音がよいのでびっくり。5人以内の電話会議に最適です。」と返事を頂いた。(注:小寺信良氏。映像作家・映像アナリスト。10月5日にSSKセミナーで「デジタルテレビがもたらす次世代ライフスタイル徹底研究」というタイトルでお話をされます。
参加申し込みは次のHPから出来ます。http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_05335.html)
 奈良と沖縄から、ご連絡を頂戴したわけだが、やはりインターネットは距離を超えたコミュニケーションを成立させると改めて思う。今は、若者の間に、「SNS」というものが流行っているという。SNSは、Social Networking Serviceの略で、人脈を広げるための「知り合い系サイト」なのだそうである。(http://www.socialnetworking.jp/)
 前述の「出会い系サイト」は、どこかのビルの一室にパソコンが何台かあって、複数のサイトを少人数で管理して、利益を出すというビジネスモデルだろう。競馬の情報提供も、同様なビジネスモデルで、いくつかのサイトを少人数で管理して、それぞれ違う情報を提供する。競馬の情報が欲しい人がはまると、サイトを回遊するので利益が出る、という話を聞いたことがある。また競馬は、たまに当たることがあるので、当たるとそのお客さんはけっして離れないそうだ。「出会い系サイト」は、人を動かすから、それはそれで手間がかかるだろうな。基本的には、情報提供やそれに絡む手数料で儲けを出すのだろう。
 「知り合い系サイト」は、招待状が届いて、ネット上の集まりに参加できるというもののようだ。日常の生活の中では、とても会えないような人に会えるチャンスがあるというので、人気なのだそうだ。確かに、普通の日常生活を送っていれば、会える人の数は限られてくる。パーティーの席上だって、名刺を交換できる人の数は限られてくる。ネット上の会に参加すれば、一度に多くの人に、自己紹介できるわけであって、相手が気に入ってくれれば、これまでにない新しい展開も期待できるだろう。
 でも考えてみると、それなりに自分もたくさんの努力をしなければいけないなあ。こちらが求めても、相手が求めるものをこちらが持っていないと、お話は成立しないもの。もちろん刺激を受けて、成長する、ということもありますが。
 最近取材してみると、ネット系の若い人の中には、普通の顔をしたすごい人がたくさんいます。どうも日本でも「蓄積されてきた」という気がします。米国のILM(映画の特撮プロダクション)で働いていた人など、その世界を目指す若者の間では、神様に近い存在のようです。そして、予感がするのです。新しい層から新しいデジタルコンテンツが出て来るような気がします。そして、そういうコンテンツがネット上で流通して、新しいムーブメント、それだけではなくビジネスモデルも作っていくような。


【目次】

◆1.巻頭言 「デジタル双方向のVODシステムを活用する知恵比べの戦いが始まった」
◆2.迅速なトラブルシュートで顧客満足度の向上を図る「サービス課」を設置
    ―キャッチネットワーク  
    ≪我々が提供しているサービスなのだから、我々がお客様の所に直接出向く≫
  ≪対応は6名体制で、365日、休みなし≫  ≪行ってみて初めてわかるお客様の現場状況≫
  ≪お客様の生の声を吸い上げサービス向上に生かす≫  ≪ITコンシェルジェという発想≫
  ≪サービス課は、ただ故障を直していれば良いと言うわけではない≫
    ≪お客様の声をどのように現実的な形にしていくかが課題≫
◆3.新しい価値を創造し、ケーブルテレビの可能性を最大限に引き出す
         ソリューションを提供――金崎穣ブロードネットマックス新社長に聞く
◆4.イッツコムがYOUテレビにIP電話サービスの提供を開始
◆5.イッツコムのインターネット接続サービスに
    FTTHサービス「かっとびひかり(TEPCO)」が登場
◆6.ケーブルテレビネットワーク上でのPHSサービスに関する研究開発始まる
◆7.宇宙通信、星菱通信を統合~経営資源の集約化により競争力を強化~

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