1. クリエイティブ・ビジネス・エージェンシーTOP > 
  2. cbaニュース > 
  3. 第286号 「<フォトレポート>」

cbaニュース

第286号 「<フォトレポート>」

[2007.10.24号]

 あっという間に、10月も下旬になってしまった。もうクリスマスのケーキの予約も始まっているし、おせち料理の予約のポスターもあちこちのスーパーの店頭で見られるようになった。くだものコーナーでは、梨、リンゴ、柿など、秋を代表するくだものが、山のように並び、冬の到来を感じさせるこつぶの早摘みみかんも、一角にど~んと存在を主張している。
 郵便局に行くと、民営化されて初めての年賀状の販売とあって、パートのおネエさんではない、正社員の女性などからは、何か、こう殺気だったもの、というか、「絶対に売ってやるんだかんネッ!」という強い視線の矢が飛んでくるのを感じる。それをかいくぐりながら、「すみません。(年賀状ではないんですが)80円切手、50枚ください」などとコワゴワいうと、「80円切手の種類はどうなさいますか?」と明るく答えてくれる。別に、これまでつっけんどんだったというわけでもなく、普通に感じは良かったのだが、これまで以上に、「サービスするココロを形にしよう!」みたいな姿勢が感じられる。
 そんなに肩肘張ると、早々に疲れちゃうんじゃないかなぁ、と心配になる。まあ、接客態度などをチェックする上司などもいるし、またその上司をチェックする上司がいるという業務システムだから、最前線の窓口業務はこれまで以上にたいへんだ。これで、街角の10分間マッサージの需要が高まったり、女性に人気のあるホテルのケーキバイキングや食事会、週末のエステ、たまの温泉旅行などの需要が伸びたり、時には、職員同士の駅前の赤ちょうちんのコミュニケーション機会も増えるのではなかろうか。
 何せ全国津々浦々に郵便局のシステムは、普及しているわけで、そこに働く人々が全員、「民営化」に直面している。入道雲のようになったそのストレスの塊、集合体を解消するためには、人はたいてい何か行動を起こすわけで、その経済効果もばかにならないのではないか、と思う。近所の知り合いが、郵便局のバックヤードで、パートの仕事をしているのだが、「裏は、たいへんヨ~!」といっている、という話も聞こえてくる。
 そうそう、切手である。切手を買いに行ったのである。カウンターで、いきなり、「種類はどうしましょうか?」といわれても、こちらの頭の中には、「80円切手はいつもの80円切手」という先入観があるから、何を意味しているのかわからない。「種類があるんですか?」と聞き返すと、カウンター台の透明のセルロイドの下に、80円切手や、その他の切手の見本が並べてあった。「局長お薦めの○○切手!今、人気です」とキャッチコピーまでついている。変われば変わるものだ。
 種類があるといわれれば、こちらも、何種類かを織り交ぜようと思うのは当然で、5種類の80円切手を10枚づつ買い求めた。いままで、きまりきまった80円切手を買うのは、どことなく味気ないものがあったが、種類があるとなれば、何か、面白いもの、かわったものがないかという選ぶ行為による気持ちの昂ぶりがある。こうなってくると、切手の世界も面白いデザイン、奇抜なデザインなど、新しい世界に突っ込んでいくことになるだろう。
 だが、このままだと窓口での、一人のお客に対応する時間は、多少づつでも長くなるだろうな。「種類がありますよ」と声を掛けた結果、お客さんが、「ああでもないこうでもない」と考え始めたら、決められないお客さんは本当に決められないままに時間が経っていく。イライラするが、怒れない。後のお客さんからは、「何をやっているんだ!」「何をやっているのヨ!!」という視線が飛んでくる。
 それを避けるためには、切手の見本コーナーを作って、時間のある方には、いろいろな切手の絵柄を十分に鑑賞した上で、「切手購入用紙」に、切手の金額の種類や絵柄の種類を記入してもらって、窓口では、切手を手渡して、お金を受け取るだけにした方がいいだろう。
 そのうち、(制度的に、できるのかどうかはわからないが)広告付き切手なんていうのも出て来るかもしれない。額面は、80円なのだが、日本コカコーラやサントリー、伊藤園、カルピスなどなどの清涼飲料水の絵が入っていると、1円安くなるとか。あるいは、広告付きの切手を買うと、金額は、額面通りだが、1円は、募金にまわることになるとか。何か、そういうような計画も練られているのではないか!?などと思ってしまう。
 いずれにしろ、財布の中には、郵便局のカードが入っている。全国どこに行っても、端末があるわけで、現金を持ち歩くよりはよい。13日、14日と岡山理科大学の大学院で集中講義を行ってきたが、何かあったら、郵便局のマークを探せばいいんだな、という安心感があった。現金が足りなくなったら、すぐに下ろせばいいわけだが、その前に、いくら残っているかが問題だった。仕事に巻きをいれないと。(い)
 *10月5日に、父が他界し、何かとバタバタして、発行が遅れました。ご理解いただけますようお願い申し上げます。


【目次】

◆1.ケーブルテレビフェスタ2007(名古屋市)盛大に開催
       -10月20日、21日の来場者数は12万を突破
◆2.下り最大120Mbps を実現するワイドバンドDOCSIS 対応
    新型ケーブルモデム[BCW500J] を10 月より新発売
◆3.キャッチネットワーク、10月から2つの新サービス提供開始
◆4.ケーブルテレビ品川、KDDIとの提携により固定電話サービス開始
◆5.JCN、ケーブルネット埼玉と日野ケーブルテレビの株式取得
◆6.東京ベイネットワークが、緊急地震速報サービス開始
◆7.長野県高山村、女子美術大学、須高ケーブルテレビの産学官連携事業
    8つの温泉地を会場にパブリックアート「空の水族館」を開催
◆8.スカイ・A sports+(スポーツプラス)、スカイ・A女子バスケット解説者・永田睦子の
    ブログサイト開設  -視聴契約世帯数も601万世帯突破
◆9.映画の総合情報サイト『eiga.com』、映画データベースを約3000 作品に拡充、
    作品検索とレビュー機能を強化
◆10.「Ameba(アメーバブログ)」が講談社と事業提携。クチコミ促進サービス「AmebaPR」と
    広告商品を共同開発
◆11.ゲームを使った新しい企業PR手法をアドプレインとSGラボが共同展開。
    謎解きゲームを使った斬新なPRゲームを提供開始

cbaニュース一覧

有限会社
クリエイティブ・ビジネス・エージェンシー

〒261-0012
千葉県千葉市美浜区磯辺5-12-2-303


cbaニュースのご購読の申し込みは、電話かFAX、メールにてお願いいたします。 (担当:伊澤)

TOPcbaニュース視察ツアーセミナー・研究会出版物のご案内事業実績会社概要PHOTOSお知らせお問い合わせサイトマップ

Copyright (C) Creative Business Agency
PAGE TOP