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第323号 「日吉津村でエリア限定ワンセグ放送の実験が始まった」

[2009.05.13号]

 最近、一仕事終えて、風呂に入り、12時過ぎに、TBSニュースバードを見ていると、思わぬサプライズに出合うことがある。3月の下旬頃だったろうか、テロップに「大局(たいきょく)」と出ていたが、「おおきょく」と読み上げた女子アナがいた。「え~、『おおきょく』と読んでしまうの~?」と少し驚いた。〈まあ、『おおつぼね』でなくて良かった〉とアサヒのクリアを口に含んだ。4月の中旬になると、まあ、カワイイ女子アナなんだけど、緊張して自信なさげにニュースを読み始め、そのうち下をみて原稿を読むようになってしまう女子アナも登場した。
 5月になり、GWの中盤、ある日の夜11時半からのニュースでは、担当の女子アナが、「羽交い締め(はがいじめ)」を『はおいじめ』と読み上げていた。「え~『はおいじめ』はないだろう」と家人と顔を見合わせた。TBSニュースバードの基本は、30分ワンクールの繰り返しである。次のクールで、同じように間違えて読むのか、訂正されて読むのかが、興味の対象になり、そのまま同じニュースの2回目を注視することになった。しかし、12時になると、担当の女子アナが変わっていた。いよいよ「羽交い締め」のところ、〈さあ、どう読むんだ~!?〉と耳を傾けていると、正しく「はがいじめ」と読み上げていた。しかも「はがいじめ」のところを少し強調して。〈私は、ちゃんと読めるもんね~〉という意思表示かもしれない。
 2、3日経った6日夜。その日は、豪州のクイーンズランド州観光公社が、1週間に1度、ホームページに情報を上げるだけで、半年で約1000万円という給料を受け取れる「世界最高の仕事」として、リゾートの島の「管理人」を募集したイベントの最終審査の結果が発表される日だった。日本からも、派遣でIT企業の受付をされてきた小林美絵子さん(31)が最終審査に残っており、期待がもたれていた。結果は、英国人男性のベン・サウスホールさん(34)に決まった。
 さて、その決定のニュースを読み上げた女子アナ、「『世界最高の仕事』とクギ打って」と自信たっぷりに、さらりと読み流した。一瞬、耳に残り、えっと思ったが、その直後、「釘(クギ)打って」ではなく、「銘(メイ)打って」だろ~!と気がつくと、「え~~~!」とこれにはイスからずり落ちそうになった。力強く、自信たっぷりだっただけに。
 そのアナウンサーが、たとえ24、25歳くらいだとしても、これまでの人生の中で、「○○と銘打って」という場面には、何度か出くわしてきただろう。〈「クギ」打っちゃあ、まずいだろう~〉と思ったが、原稿に「釘打って」と書かれていた可能性も否定できないなあ、と。〈でも、たとえそうだとしても、それでも素直に「クギ打って」と読むこともないよなあ〉とあきれてビールを口にした。
 まあ、最近、年齢の高い方の書き物を読んでいると、読めない漢字や漢字の使い方が出てきて、飛ばし読みをしてしまうことがあるから、あまり人の揚げ足は取りたくないが、それでも間違った読み方をしているのが、女子アナだから、その驚きは、平凡な日常に新たな刺激を与えてくれることになる。ということで、夜のTBSニュースバードは、突然降ってわくサプライズが、ひそかな楽しみなのである。

 5月5日。家人の84歳になる姉の誕生日が5月4日で、(その姉の娘である)メイの今年大学生になった娘の誕生日が4月27日なので、錦糸町でお祝いの食事会を開いた。メイの娘は、「梅酒梅」が大好きだ。これまでも、近所のスーパーや旅先などで見つけると、買っておいて、会う機会がある時に、手渡していた。
 GWの前半、28日の夜に米子に入り、29日に日吉津村(ひえづそん)で、エリア限定ワンセグ実験開始の取材をした。その後、前々から行ってみたかった境港の水木しげるロードに行き、歩いていて、一軒の酒屋に吸い込まれた。翌30日は、島根県の大田市の石見銀山テレビの取材があり、その後も山陰本線で、島根県西部の浜田、益田を通って、山口県の萩から下関に抜け、小倉に行き、そこから東京まで新幹線で戻る計画だったので、肩に食い込む重さになるお酒を買い込むことは考えていなかったが、ふと見ると、「焼酎梅」が売られていた。ひとつ頬張ると、コリコリして梅酒梅とはまた違った食感でおいしい。自宅用と2袋を買い求めた。
 錦糸町のイタリアンレストラン。前に買っておいた若者向けのキャンパスバックとともに、「焼酎梅」を渡した。話は、「どこで『焼酎梅』を手に入れたか」の流れになる。
筆者「28日の夜から米子(よなご)に行って、その先、日本海の方に境港というところがあって、水木しげるって、ゲゲゲの鬼太郎のマンガを書いた人、知ってる?」
メイの娘「知ってる~。よなごってどこ?」
義姉「コメに子供のコを書いてよなごっていうのよ」
メイの娘「えっ、あれってコメコじゃないんだ。どこにあるの~?」
メイ「島根県だよ~」
義姉「違うわよ~。鳥取県よ~」
家人「違うよ~。鳥取県だよ~。島根県は、米子のすぐとなり」
筆者「違うよ~」と3人の声が合った。
メイ「そうだっけ」
 いやはや、漢字の読み方、地名の読み方、どこの県にあるか、なんて話になると、話題がつきませんで。いつの世にも、クイズ番組仕様で、テレビ番組のキラーコンテンツのひとつですね。鳥取県の日吉津村(ひえづそん)もなかなか読めない地名のひとつです。(い)


【目次】

◆1.ひえずワンセグ(エリア限定ワンセグ実験放送)がスタート
◆2.地上デジタル放送対応受信機の世帯普及率が、60%を突破
    ―ここから先、地デジ普及には、『電波の受信環境を同じくするご近所の底力』が必要では
◆3.総務省テレビ受信者支援センター(デジサポ)による共聴施設のデジタル化促進活動等の開始
◆4.J:COMとジャパネットたかたがコラボレーション!
    デジタルTVとケーブルテレビサービスの共同販促を実現
    ~ コミュニティチャンネルのコラボ番組で加入獲得&デジタル化を推進 ~
◆5.「毎日楽しめる」データ放送用コンテンツを提供開始
    ~鳥取中央有線放送が開始したデータ放送サービスに向けて~
◆6.VoIPケーブルモデム「SVC-3000 」を新発売
    ~ケーブルテレビ事業者のIP 網を利用した固定電話サービスに対応~
◆7.マンション管理組合・アパートオーナー様に朗報!
    マスプロ電工が、らくらくプラン「リース・クレジット」を提案
    ―これで安心!地デジ改修がすぐに始められます
◆8.世界の市場動向

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