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第377号 「まずはスマホに多チャンネル番組表(EPG)のダウンロードから」

[2011.08.12号]

 8月11日、夜中の11時40分。
 窓の外では、この時間に、蝉が鳴いている。今日は、本当に暑い。各地で、猛暑日を記録したことはもちろんだろうが、最高気温も気になるので、ネットで「今日の最高気温」を調べてみたら、埼玉県熊谷市で40.9度を記録しており、群馬県館林市で40.3度、栃木県佐野市でも38.9度を記録していた。
 お盆には、実家の栃木に帰るので、暑さを想像するだけで、クラッときてしまう。クーラーは、あることにはあるのだが、7月に帰った時には、リモコンが見つからなかった。しかたがないので、扇風機を天井に向けて、強で運転させ、空気の回転を作って、暑さを凌いだ。

《まあ、そのうち秋風が吹いた頃に、エアコンを買えばいいんじゃないか》とも思うことにもした。「心頭滅却」なんて言葉も頭に浮かべてみた。少しでも暑さを忘れようとしたかったわけではあるが、結局は、眠るためには、酒の力をたくさん借りることになった。
 翌日、急いで電気屋に電話して、クーラーを新しくしてしまおうか、とも思ったが、7月24日のアナログ停波を前に、アンテナの設置やらテレビの買い換えやらで、急がしかろうと、電話はしなかった。
 しかし、この暑さが続くようだと、今回栃木に帰った時には、コジマや山田電機を回って、さらに馴染みの電気屋にも電話をして、価格を十分に比較した上で、エアコンを買ってしまうかもしれない。

 千葉の住まいもなるべくクーラーはつけないことにしている。仕事部屋にはクーラーは入れていない。節電のためでもなく、夏は、それはそれなりに、汗をかけばいいと思ってきた。昨年までは、電車に乗れば、上着を着なければならないくらいに、ガンガンに冷え切っていたから、体調を戻すためにも、クーラーは必要なかった。
 しかし、今年は、電車の中も、それほど冷えていない。西日本に出張すると、会社やホテル、電車の中などで、控えめにしろ(東に比べると強い)冷房が入っていて、空気を回して風ができているので、その風に長くあたると、花粉症のように鼻水が出てくるようになった。

 夏になれば、汗をかく。その水分補給には、毎日スイカを食べている。
 例年6月20日頃から、スイカを買い始めるのだが、今年は、米国視察ツアーの報告書づくりに埋没していたので、スイカどころではなかった。
 7月に入って、どうにも体がスイカを欲するようになり、駅前の関西系スーパーに入っている八百屋でスイカを丸ごと買ってきた。Lサイズ1280円で、出始めの戦略的な価格だっただろう。そのあと、5日ほどすると、同じLサイズが1980円で出ていた。もちろん躊躇なく買った。
 人の話によれば、今年は、天候不順で、いつもより少し値段が高いということだ。また、近頃は、農家が高齢化し、重量の重いスイカを扱うと、腰を痛めたりするので、大きなスイカを作る農家が少なくなったともいう。
 しかし、それよりも何よりも、世の中の家族の単位として、小さな家族が増え、大きな丸ごとのスイカを消費する市場ニーズが減ったということが、一番大きいだろう。
 ということで、丸ごとの大きなスイカは、八百屋の店先でもあまり見られなくなった。小玉スイカが、980円くらいでたくさん店先に出ている。高齢者の二人暮らしの世帯などでは、食も細くなっているし、それで十分なのだろう。
 しかし、筆者は、どうにも小玉にはまだ手が出なくて、この間も、新装開店した駅下のスーパーの八百屋の店員に、小声で、「スイカ、丸ごとない?」と聞くと、店員も「ありますよ。2500円ですけど、いいですか?」と小声で返事するものだから、こちらもより小声になって、「いい。いい。それくれ。それちょうだい」と答えた。何か、いけない物でも取引しているような感じである。
 商談が成立すると、その店員だと思われる男は、打って変わって大きな声で、「店長。スイカ~、2500円の~、丸ごと一個、裏から出して~。こちらのお客さん~」と叫んで、《何でオレが……》という顔をした店長と呼ばれた男は、裏からスイカを出してきた。
 このスイカは、大きかった。3Lなのだろう。家で、体重計に乗せて計ってみると、9.8kgあった。家人もよくスイカを食べるが、このスイカを食べるのには、二人で一週間ほどかかった。
 しかし、この3Lのスイカの魅力にとりつかれ、その次は、稲毛海岸のイオンで、空洞果という条件付きだが3Lで1980円のスイカを買ってきた(空洞果でなければ、3480円)。8.8kgあった。味に遜色はなく、食べ応えがあった。
 
 そのスイカが、もう残り少ないので、11日、朝の10時の開店を待って、駅下のスーパーを覗いてみた。昨日は、3Lを1580円で出していた。しかし、もうなかった。関西系スーパーイズミヤに行ってみると、2Lの尾花沢のスイカを980円で大量に出していた。お盆をにらんで仕入れたのだろう。念のため、もう一軒の八百屋を覗いてみると、神奈川県の三浦のLサイズのスイカが、980円で出ていた。三浦のスイカもおいしいが、ここは尾花沢のスイカである。戻って、一番大きめで形のいいスイカを取り上げた。
 生産者の名前を印刷したシールが貼ってあった。「加藤○○」さん。たしか、昨年も、その前の年も、この人の作ったスイカを食べている。今年で、3年目である。

 今回は、スイカの話でおしまいか、と思う方もいるだろうが、そうでもない。
 この加藤さんのスイカを手に取ってみて、こう思ったのである。
《加藤さんて、どんな人なんだろう。どんなところでスイカを作っているんだろう。どうしたらおいしいスイカができるんだろう、等々》

 ようやくスマホの操作にも慣れ、歩数計を活用するようになった筆者の頭の中には、(誰が実際にその映像の制作作業をするかどうかはあとの問題として)バーコードをスマホで取り込んで、生産者情報だけでなく、作っている間のさまざまな映像情報にもアクセスできるようになったら、それは実はすばらしい「地域の情報発信」なのではないだろうか。そうすることによって、これまで以上に生産者と消費者(生産地と消費地)の新しいコミュニケーションステージが出来上がるのではないだろうか。
 スイカをほおばりながら、生産地や生産者の映像を食べる人が見られるようになったら、何か新しい、いいことが起こるのではないだろうか。
 スイカだけでなく、他の生産物でもそういうことができないものだろうか。
 白いそばの花が咲いているところを生で見られる定点カメラなんてものはないのだろうか、等々、いろいろな思いが浮かんできた。

 今、翌日の午前2時を回った。どうやら蝉も寝しずまったようである。
 また、今夜も、布団の中でスマホを片手に、日本ケーブルテレビ連盟のホームページから、各地のケーブル局のホームページに飛んで、どんなネットコンテンツがあるのか、散策してみることにする。(い)


【目次】

◆1.J:COMチャンネルで8月1日から新番組スタート
    地域でつながる震災ボランティア・復興支援の新番組『週刊ボランティア情報 みんなのチカラ』

◆2.スマートフォンおよびタブレット端末向け「J:COMアプリ」無料提供開始
    ―iPhone/iPad、Android端末に対応―

◆3.電通とJ:COM、 VODサービスにおける新たな広告モデル『CM割』を開始
    ~第一弾は、TBSの人気ドラマなど16タイトルでスタート!!~

◆4.スマートフォン向け電子書店「地球書店for LG」のアプリケーションストア「LG World」への
    提供開始

◆5.本にチェックインする読書SNSサービスBookcrew(ブッククルー)をオープン

◆6.クラウド型で提供する高品質で安価な大容量仮想ハードディスクサービス
    「Bizシンプルディスク」の提供開始

◆7.世界のマーケット動向
  (1) 家電の購買パターンを変えるタブレットPCの人気
  (2) アジア太平洋地域のスマートグリッド投資は2017年に1710億ドルを上回る
  (3)モバイル決済市場は2015年に約3倍増の6700億ドルに
  (4) オペレータが統合通信の提供を開始し、企業向けモバイルクラウドの
     収益は2016年に390億ドルに
  (5)ABIresearch 調査報告書
    1)モバイルバーコードスキャニング:B-Cでのモバイル作動と
      モバイル表示のソリューション
    2)モバイルデバイスの接続性:近距離通信、ブルートゥース、
      低出力ブルートゥース、Wi-Fi、802.11x
    3)モバイルデバイスとタブレットPCのHTML5:ブラウザとアプリケーション
    4)4Gの卸売市場:Aero2、Aria、Callmax、Clearwire、LightSquared、
      MVS、UQコミュニケーションズ、Yota
    5)SoC(システムオンチップ)半導体のセットトップボックスビデオ:
      ケーブルテレビ、衛星テレビ、IPTV、地上波のIC
    6)高画質テレビ、ブルーレイ、ゲーム機、インターネットセットトップボックス:
      利用と購入意向に関する消費者調査
    7)モバイルゲーム:買い取り、アプリ内支払、広告、購読、同時利用のアプリの概観

◆8.NHK放送研修センター《ケーブルテレビ研修》案内

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