cbaニュース
第390・391合併号 「ホワイトスペースを活用したエリア放送がいよいよ始動」
[2012.03.17号]
ある日、知り合いのAさんに、近くの銀行でバッタリ会った。夕方近くだったのだが、顔の血色がすこぶるいい。頬、まぶたのあたりがほんのり桜色なのである。これはもう一杯どこかで引っ掛けてきたのかな、と思って、「顔色、いいですね」と右手でおちょこを口に運ぶ仕草をすると、「とんでもない。飲んでませんよ」と言下に否定する。「でも、だいぶ血色がいいじゃないですか」というと、「そう、そんなに血色がいい?」となにやらうれしそうなのである。
訳を聞いてみると、Aさんは、普段の体温が35度半ばくらいで、低体温症気味だったのだそうだ。体温が高い方が免疫力が強い、ということで、何とか普段の体温を上げる方法はないだろうかと考えていた。ある時、スマホからアマゾンのサイトに入り、仕事関係の本を検索していたら、レコメンドのところに、『奇跡が起こる爪もみ療法 (ビタミン文庫) 安保 徹 (監修), 福田 稔 (監修) 』という本を発見した。前に新聞かなにかで、安保 徹さんを紹介した記事を読んだことがあり、新潟大学の先生をしていることを知っていたので、読んでみようと思い、カートに入れることになった。
読んで、「自分も爪もみをしてみよう」と決心し、早速、時間のある時や、仕事の合間の時間、移動中の時間などに、ちょこちょこ、爪の両側を少しきつめに、もむようになった。なんでも、薬指はもんではいけないそうである。風呂に入った時は、同じように足の爪ももむ。足も、薬指はもんではいけないそうである。Aさんは、自分の左手の中指を右手でもんでみせてくれた。なるほど、これなら、時間のある時や暇をもてあましている時など、手軽に出来そうである。
Aさんは、なんでも薬指を除く、それぞれの指を30回くらいずつもむ。これを1日3セットくらいやるという。ポイントは、毎日続けることだ、とAさんは、念を押す。まあ、これは何事にも共通していえることだが。
Aさんは、気のいい人で、こういう「いいこと」を自分だけで「占有する」ことをよしとしない人である。まず、毎日、自分の近くにいる奥さんに話をして、いっしょにやろうと誘ったという。奥さんも素直な人で、早速始めて、今も続けているという。Aさんは、おそらく、身の回りにいる知り合いという知り合いに、電話を掛けてまではしないだろうが、どこかで会った時などに、この爪もみ療法について、話して聞かせているだろう。
Aさんが、爪もみを始めて、約1ヶ月。体温は、36度5分まであがり、顔の血色は、一杯引っ掛けているように見える程、桜色になっている。そして、筆者にも、やってみたらどうかと勧めているのである。そういえば、普段の体温は、36度4分くらいであるが、12月に風邪で寝込んだ時には、36度を切っていたことがあり、《えっ、こんなに体温低くていいんだろうか》と思ったことがある。その日は、Aさんに、「なるほど、これはいいことを教えていただきました。早速、やってみましょう」といって別れた。
それから2週間ほどして、知り合いのTさんにスーパーの入り口で会った。Tさんは、Aさんとも顔馴染みである。Tさんは、カレー屋さんなどの飲食店を経営しているので、「どうですか。景気は?」が挨拶代わりになる。「暇ですよ。暇で暇で、昼間は、facebookばかり見てますよ」という返事が返ってきた。「登録しているんですか」と尋ねると、「うちレストランやってるから、こういう料理があるとか、コンサートのイベント情報などを身内でITに詳しいのがいるからやっているんだよ。オレは見てるだけ」という。前に、「メールに添付ファイルを付けるやり方が、分からない」という話をしていたから、《急にICTに目覚めて、自らfacebookに挑戦したのだろうか》と思ったが、そうではなかった。
Tさんのお店では、月に何度か、週末に、ミニコンサートを開催したりする。なんのことはない、Tさん自身がミュージシャンなのである。そういう仲間がお店にもよく集まる。そういう仲間にもスマホはかなり普及しているという。「オレはまだケータイだけどね」とTさんは笑った。
「この間、Aさんに会いましたよ」というと、「あの人、顔色良くなったでしょ」という。「『一杯引っ掛けてるんですか?』って聞いたら、『飲んでないですよ!』って怒られちゃいました」というと、「前から特別顔色が悪いって訳じゃないけど、最近たしかに一杯引っ掛けているって感じになってきてますよね。あれ、あの、爪もむやつの効果が出てきたんじゃないかなって思いますよ。オレも勧められたけど、女房に話して、それで、あとは忘れてしまったな」という。Tさんも、Aさんから、爪もみの話を聞かされていた。筆者は、爪もみの話を聞いた晩に、風呂に入り、《爪もみかぁ~》と、2、3度左手の中指を押してみて、あとは、すっかり忘れてしまっていた。
仕込みのあるTさんとは、互いに「じゃ、また」といって、別れた。Tさんの右手に包まれたケータイが、何か、骨董品のように見えた。それくらいの勢いで、スマホが普及している。そして次は、タブレットか。(い)
*爪もみの効果等につきましては、個人差がございますので、それぞれのご判断にお任せ します。Aさんが、爪もみを知ったのがスマホで本を検索していて、という状況をお伝 えしたかっただけで、爪もみを推奨しているわけではありません。念のため。
【目次】
◆1.「南相馬チャンネル」の視聴対象地域を拡大し、全国に向けて情報発信へ
◆2.株式会社アクトビラと株式会社ヨーズマーが業務提携
~TVを使った法人向けソリューションを共同で推進~
◆3.台湾ドラマの全てが楽しめる【C-POP TV】アクトビラに新設!
◆4.JDS、IPGと「CableGate.Gガイド」サービスの提供で業務提携 ~テレビ
番組公式情報を活用したケーブルテレビ事業者向けサービス「CableGate.Gガイ
ド」が本格スタート~
◆5.「auスマートバリュー」の提携事業者の追加
◆6.KDDIが、ジャパンケーブルネットホールディングス株式会社およびジャパ
ンケーブルネット株式会社へ追加出資
◆7.「ケーブルプラス電話」および「J:COM PHONEプラス」の合計契約世帯数が
200万を突破
◆8.「auスマートパス」の会員数が10万を突破
◆9.NTTソルマーレ、auスマートパス向けに4タイトルを提供開始
人気の恋愛シミュレーションゲームが遊び放題!
◆10.ドコモの携帯電話契約数が6,000万を突破
◆11.音声エージェント機能「しゃべってコンシェル」の提供開始
◆12.ケーブルテレビ佐伯、ソフトバンクテレコムの固定電話サービス「ケーブ
ルライン」の提供を開始~大分県佐伯市で、「ケーブルテレビ」「インタ
ーネット」「固定電話」のトリプルプレイを初めて実現~
◆13.第5回WOWOWシナリオ大賞 受賞作決定!
◆14.第6回WOWOWシナリオ大賞 応募受付開始!
◆15.イッツコム、地域と連携したデータ放送を4 月1 日開始
地域情報ネットワークを活かした災害時のライフライン情報なども配信。
◆16.CNCI配信ケーブルテレビ19社
新チャンネル追加、ハイビジョンチャンネル拡大等テレビサービスを充実
◆17.ホワイトスペースを活用したエリア放送の制度整備案に係る
意見募集の結果及び電波監理審議会からの答申(報道資料/平成24年3月14日)
◆18.「2012ドバイワールドカップデー中継」今年もグリーンチャンネルで、
衛星生中継
◆19.石戸奈々子氏がCANVAS新理事長に就任
◆20.NHK放送研修センター《ケーブルテレビ研修》案内
次号へ | cbaニュース一覧 | 前号へ |