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第417号「関西出身の『ざっくぅ』が「LINE」のスタンプデビューして大人気!」

[2013.05.12号]

 4月20日の夜だったと思う。日付は、すでに変わっている。原稿仕事を終えて、風呂に入り、軽くビールを飲んで寝ようと、イスに座った。何となく、テーブルの上のテレビのリモコンに手を伸ばし、電源を押してしまう。酒を飲むのもそうだが、おそらく、これも習慣なんだろう。
 テレビでは、TBSニュースバードが映っている。0時45分からのスポーツニュースを見て、それが終わった後の、女性アナウンサーの「ニュースを続けます!」という決まり文句にしたがってニュースを見て、天気予報で、明日の天気を確認すると、画面は、CMに変わる。プラセンタのCMが流れて、損保のCMが流れて、1時。ニュースのヘッドラインを確認して、何かあれば続けて見るが、なければ、録画の再生視聴に入る。

 無難なところで、録画してある23時20分からのNHKの「Sportsプラス」を見て、後は、これも録画してある番組の中から、千葉テレビの「浅草お茶の間寄席」やNHKの「日本の話芸」などを見る。大笑い(までいかないことも多いが)して、少し、気持ちの張りをやわらげて、眠るようにしている。それでもなかなか寝付けないことが多いので、ビールの後に、日本酒を少々口に含むことになる。落語の噺ではないが、それがついついはかどって、翌日起きて、高清水の酒パックを手にしてみると、酒が少々しか残っていないこともたまにある。

 その日は、《翌日は早起きして原稿を片付けよう》と、早めに布団に入るつもりでいた。が、30分の落語番組を見た後、なにげに、リモコンのテレビ番組表を押してしまった。(これも習慣かもしれない。)
すると、2時から大リーグ中継があるではないか。しかも、ヤンキースの黒田博樹投手先発出場試合、と丁寧に告知してある。まだ、それほど眠くなかったので、頭の3回くらい見て寝ようか、と腰を落ち着けることにした。
 その日は飲むつもりでなかった日本酒のパックを身近に引き寄せ、ゲームは始まった。

 大リーグの試合は、打者が初球からどんどん打ってくるからなのだろうが、日本のプロ野球の試合よりも、見ていてキレがいい。黒田は、テンポよく投げ込み、打者はそれを打ち、凡打の山を積み上げる。ポンポンと気持ちよく攻守が替わっていく。2時間くらいで、試合が終わってしまいそうな勢いだ。
 ヤンキースは、小刻みに3点を取り、黒田は、2安打のまま、8回1アウトまできて、3本目のヒットを打たれたところで、交代になった。球数は108球で、まだまだ余力は残っている感じだ。
 日本なら、ピッチングコーチか監督がマウンドに行き、「最後までいけるか?」「行きます!」「よし、行け!」というような流れだろう。しかし、米国では、100球を超えたところで、あっさりと交代だ。
《黒田の完投、完封は見られなかったか。でも、4勝目は、手に入ったようなものだ》とは思ったが、リリーフピッチャーの雰囲気がどうもよくない。このピッチャーだったら、黒田続投で、「1、2点取られたものの、3対2でからくも逃げ切った」という方がいいのでは、という雰囲気だ。
プレーが再開すると、打てなかった黒田からわざわざピッチャーを交代してくれたものだから、相手チームは、《さあ、これからだ》とばかりに、勢いづいた雰囲気だ。
 案の定、打ち込まれ、満塁から走者一掃の2塁打が出て、黒田の勝ちが消えてしまった。2時間で終わるかと思った試合も、6回、7回にかかるころには、2時間を過ぎていた。もう眠くなってはいたが、《もうすぐ終わる。黒田の勝利投手インタビューを聞いて寝よう》という願いは、ほんの5分ほどの間に、蹴散らされてしまった。同点である。振り出しである。
 それでも、ここまで見てきたのだからと、9回までに、けりがつくかと思い、5時までは、我慢して見ていたが、延長になったところで、テレビの電源を落とした。

 《野球というスポーツは、こういう展開があるんだ。よく『下駄を履くまでわからない』というが本当だ》と思いながら、「ライブの罠」にしっかりはまった自分がそこにいた。

 昨年3月のJCN千葉の番組審議会の際に、(おそらくどこの局の番組審議会でもそうだと思うが)「コミチャンをもっと見てもらうためにはどうするか」というテーマが出て、実行に移すには、いろいろ課題があるかもしれないが、と断って、「コミチャンをより多く見てもらうようにするためには、STBを設置に行った際に、『ここをこうして押すと録画ができます。試しに、コミチャンの番組を録画しておきますから、いらないようでしたら、後で消して下さい。ここを押すと消えますから』というようなトークで、加入者の同意を得た上で、まず『コミチャンを録画する』ということをしたらどうか」と、意見を述べた。
 半年後の昨年10月1日から、JCNではコミチャンで「にっぽんケーブルチャンネル」が始まった。全国各地のケーブルテレビ局の制作番組を集め、編成して放送するものだ。
 全国のケーブルテレビ局の毎日のオンエアー番組を見られるわけではないが、各地のケーブルテレビ局が制作した番組を視聴できる機会を創出したという価値は大きい。
あとは、いかにより多くの視聴者に見てもらえるか、である。

 この「にっぽんケーブルチャンネル」、始まった頃は、気がついた時に見ていたが、今年に入って、(昨年の審議会の発言もあるものだから、まず自ら実行しようと)他のJCN千葉のコミチャンともども、録画をしておくようになった。とはいえ、そうそう時間がないので、STBの録画時間枠がいっぱいになると、そのまま録画した番組は、ブルーレイディスクに移動することになる。
 しかし、最近、STBのHDDに録画してある状態の「にっぽんケーブルチャンネル」やJCN千葉のコミチャンを視聴する機会が増えてきた。
花見の時期が過ぎて、少し時間ができたせいかどうかわからないが、これが見てみると、けっこう面白い。ナビゲーター役のみなさんも水平目線で、親しめる。
 それぞれの地域の匂いがする。あっという間に、1時間くらいは経ってしまう。
 放送される番組の内容も多岐にわたり、何か懐かしい感じに包まれるから不思議だ(意見には、個人差があります)。

 JCN千葉のコミチャン「デイリー千葉」は、地元の回覧板だけでは、判子を押して次に回してしまい、なかなか目を通さない情報をアナウンサーが、「ここがポイント!」と読み上げてくれるようなものだから、《ああ、そういうことか》と、非常に助かる。
ブルーレイディスクに移動してしまうと、少し手間がかかるので、なかなか視聴しようという行動にまでは出づらいが、だいぶSTBにあるうちにコミチャンを見るようになってきた。これも、やはり習慣だろうか。とすれば、「コミチャンを録画して楽しもう!」という視聴スタイルの提案もありうる話だろう。「見逃し防止に、録画視聴」も使えるだろう。

 しかし、録画したブルーレイディスクの山がかなり高くなってきた。コミチャンの合間に流れる「Smart TV Box」のCMを見ていると、録画ライフを楽しむためには、そろそろ替え時だな、と思う。
(現在の他社のネット環境から)ケーブルのネット環境に替わると、会社のアドレスなど、替えないといけないだろうから、いろいろ面倒だが、「今でしょ!」という時期が来ているかな、とも思う。
 「au」のスマートフォンも5月10日で2年だから、やはりタブレットにして、電車の中でも、目を近づけなくても読める環境を作らなければいけないな、と思う5月2日の夕暮れ時である。(い)


【目次】

◆1.CATV×KDDIパートナーズ・コンベンション2013開催

◆2.東海地方CATV初!菰野町・CTYで災害支援協定 締結
   ~災害時に無線インターネット環境を無償で開放~

◆3.JCN埼玉およびJCN関東が川口市と「災害情報等の広報に関する協定」を締結
   ~JCNチャンネルで緊急時に災害情報を提供~

◆4.地域案内型絵本『ハローキティのたのしい尾道めぐり チャーミーキティといっしょ』
   ~観光地・尾道をハローキティが案内する絵本を出版

◆5.ジェイコム東京、練馬区の防災行政無線の告知放送を「J:COM 緊急地震速報」で5   月7日から配信

◆6.ジュピターテレコム、「平成24年度『スマートマンション導入加速化推進事業費補   助金』に係るMEMSアグリゲータ」に決定

◆7.平成25年度関西学生野球連盟春季リーグ、伝統の関関戦 (関西大学 対 関西学院   大学)
   ケーブルテレビ初の生中継を実施

◆8.「LINE」で無料配信したケーブルインターネットZAQのキャラクター、利用回数が1   億2千万回を突破!!
   ―「ざっくぅ」オリジナルスタンプの利用回数を発表

◆9.「スポーツ祭東京2013」ケーブルテレビ応援プロジェクト
   ~東京のケーブルテレビ会社全てが連携
    第68回国民体育大会と第13回全国障害者スポーツ大会を応援~

◆10.日本ケーブルラボの動き

◆11.旅チャンネルが、「癒しのハワイ特集」を6月に放送

◆12.完全無料のBSテレビ局・Dlife、ダンスパフォーマンスのオーディション
   番組
   「アメリカン・ダンスアイドル シーズン8」を、5月17日(金)19:00から日本独   占で初放送

◆13.デイズニー・チャンネルが、特別編成「オースティン & アリーマイ・ベストソンググ」を5月18日(土)    17:30より放送

◆14.市場調査会社のシード・プランニング
  『2013年版 スマート時代のマルチスクリーン利用実態調査
   ~スマートフォン・タブレット・パソコン・テレビ~』発行

◆15.NHK放送研修センター《ケーブルテレビ研修》案内

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