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第418号「開業1周年。まだまだ続く東京スカイツリー人気!」

[2013.05.24号]

 連休中のある日、検見川浜駅前の関西系の大型スーパー「イズミヤ」に食材を買い出しに行くと、地下の食料品売場に下りるエスカレーター前の催事コーナーで、「和の陶器市」が開催されていた。焼き物に目が長けているわけでもないし、陶芸に興味があるわけでもない。最近は、とんとご無沙汰になったが、たまにご相伴にあずかる時に、きれいで高そうな器で料理が出されると、すごいものだなあ、とただただ関心しているのみである。
 FBに投稿される写真は、料理の紹介が多い。自分で作った自慢の料理だったり、おいしいお店に行って思わずみんなに見せたくなって撮った写真だったり。定番のおいしいラーメンの写真もたくさんアップされる。(しかし、日本人はどうしてこれほど、ラーメン好きなのだろう。「ラーメンなんて大嫌い」という方には、お目にかかったことがないような気がする。)
 いろいろなお店に入って、よく見ていると、料理が出てきた瞬間に、スマホを取り出して写真を撮っている人は、たいへん多い。そして、なんのことはない、自分もその一人になっている。お店の方も、もうすっかり慣れっこだ。

 口コミのPR効果がどれほどのものかはわからないが、お客さんは、「感動した」から写真を撮っているのであって、お店にとってみれば、自慢できる結果である。本当は、何か秘伝のものがあって、撮られたくないこともあるかもしれないが、「撮らないでくれ」といえば、お客さんの心証を悪くして、逆効果になる。「プラスの感動」をお客さんが、自ら、身近な人にPRしてくれるのだから、ありがたいことである。マーケティング用語では、「SIPS」というらしい。
 *S:Sympathize(共感)、I:Identify(確認)、P:Participate(参加)、S:Share&Spread(共有・拡散)
 このSIPSモデルでは、人や企業によって発信された情報、理念に「共感する」ことが全ての入口となる、という。

 FBの友達仲間では、「料理の写真が多い」ので、「今度チャンスがあったら食べてみたい、飲んでみたい」という共感を呼び起こしていることになる。
あとは、「誰かの誕生日に集まろう」だとか、イベントや打ち合わせの帰りに、「この近くに、○○さんがFBに上げていたお店があったはず」などという第3の要因が重なって、実際の行動となって現れるということになる。情報の伝播には、常に、「広告的な要素が伴っている」のだろう。

 イズミヤの陶器市では、箸も置いてあり、「3膳500円」という張り紙が目に止まった。
「3膳500円」(小さく「1膳200円」と書いてあった)という箸はどんな箸なのだろう、と思って近づいて見ると、それも「若狭塗り箸」であった。
 『それも』と書いたのは、自宅で使っている箸が、若狭塗り箸だからである。
 とはいえ、若狭塗り箸のふるさとといわれる若狭小浜は、日本の塗り箸の80%を生産しているというから、おそらく、各家庭で使われている箸の多くが若狭塗り箸なのかもしれないが。

 自宅で使っている若狭塗り箸は、昨年の秋に買い求めた。
 とあるケーブル局のある幹部に、「たまには昼でも一緒に食べよう」とお誘いを受け、東京駅大丸松坂屋の13階にあるステーキハウスで、ランチをご馳走になった。
 新装開店して間もない東京駅を八重洲側から見下ろす格好になる。「空中権」という話題がすぐに出て、その意味が非常に理解しやすいシチュエーションのお店である。
 フロアーの片隅には、演奏スペースがあり、ショットバーもある。夜は夜で、かなり雰囲気のいいお店なのだろう。

 ちょっと長めのランチを取ったあとで、腹ごなしに、下のフロアーを覗いてみた。ちょうど、ハンカチが手薄になっていたので、タオルフロアーに下りると、そこで「若狭塗り箸」の実演販売を行っていた。
 何年か前のNHKの朝の連ドラを見ていて、「若狭塗り箸」の箸職人を身近に感じていたので、(当たり前だが)《本物がいるんだ~!》と、その仕事ぶりを覗くと、「お客さん、その箸、使ってみて」と声を掛けられた。

 よく見ると、「普通の箸」と「若狭塗り箸」と書かれた2つの箸立てに、何膳かの箸がささっており、その脇のお椀には、水が張ってあり、その中に、三角形に切られたこんにゃくが沈んでいた。
 「さあ、そのこんにゃくがつまめるかどうか、普通の箸と若狭塗り箸で、比べてみて」と言われ、言われるままに比べてみると、若狭塗り箸でつまめるこんにゃくが、普通の箸ではつまめない。
 
 思わず、「これはすごい!」と小さく声を出すと、回りのお客さんがこちらを見る。下手な「さくら」芝居と思われてないだろうか、ドキドキしながらも、《これが本当の箸というものなのだ》と感動していた。すでに、《買う》ということは、心に決めていたが、いざ買うとなっていろいろ探して見ると、けっこう値段が張る。
 2000円クラスはあたりまえで、5000円、7000円、8000円、上を見れば、万の単位もぞろぞろある。《高いなあ》と思っているのを見透かされたように、「2年、3年毎日使うと思って、割ってみたら、1日あたり、ほんのわずかな金額ですよ。それより、おいしく料理が食べられた方が、幸せでしょう」と職人さんの声が耳に飛び込んでくる。たしかに、それはその通りだ。とはいっても、あまり高いものには、手が出ない。

 3000円を切るものを2膳求めた。その箸をそれからずっと使っている。やはり、優れものだ。3膳500円の若狭塗り箸でもこんにゃくがつまめるかどうかは、わからないが、1日10円くらいの投資だったら、きちんとした箸を使った方がいいだろうと思う。(これも、口コミ広告になるんでしょうね、きっと)

 FBには、そのうち、おいしいお店の箸や箸置き、箸袋の写真も載るようになるかもしれない。昔だったら、お店のマッチを写真に撮って上げる、ということもあるだろうが、たばこを吸う人が少なくなった現在、マッチ自身が少なくなった。
 (机の奧にしまいて忘れている昔のマッチの写真を上げても面白いかもしれない。「そのお店、今でもあります」と誰かから返事が来たり)
 お店の名前や電話番号が入った箸袋の写真が上がるようになったら、本当に広告だ。でも、役に立つかも。(い)


【目次】

◆1.《フォトレポート》その日、東京スカイツリーは強風で……

◆2.文化放送・ジャパンケーブルネット「防災・災害プロジェクト」の実施について
   ~日本初AMとCATVがメディア連携~

◆3.須高ケーブルテレビ「須高情報通信フェア2013~(AR技術)スマホを使って楽しく観光   ウォーキング」
   ~平成25年総務省情報通信月間参加行事~

◆4.日本初登場のロックな海外ドラマ『メンフィス・ビート~南部警察 人情派~』
   6月にオンデマンド型チャンネル「WARNERTV」でJ:COM が独占先行配信

◆5.カンヌ映画祭を東京スカイツリーで体感!
   東京スカイツリータウンRの「J:COM Wonder Studio」で第66回カンヌ映画祭映像を特別先行上映

◆6.“J:COM せたまち” がなでしこ昇格を目指す「スフィーダ世田谷FC」とスポンサー契約   
   ~ ユニフォームのスポンサー契約に加えて応援番組「100%スフィーダ!」を放送 ~

◆7.J:COM TV デジタルのチャンネルラインナップがますます充実
   7月1日 新チャンネル「ディズニージュニア」が登場!
   「キッズステーション」「ファミリー劇場」「ジュエリー☆Gem Shopping TV」がHD化

◆8.三浦郡葉山町とジェイコム湘南が「災害時における放送等に関する協定」を締結
   ~J:COMチャンネルで緊急時の災害情報を放送~

◆9.東京スカイツリータウンR内「J:COM Wonder Studio」が開業1周年!
   ―来場者数 78万人達成

◆10.(一社)日本CATV技術協会、第47回定時総会の開催の案内と平成25年度CATV事業功労賞の受賞者決定のお知らせ

◆11.キッズステーション4月度《機械式ペイテレビ接触率調査》でF1層、未就学児のいる世帯で平均接触率トップを獲得

◆12.こども・アニメ専門チャンネル「キッズステーションHD」7月1日より、J:COM TV デジタルで放送開始!

◆13.クルマ好き必見!クラシックカーが目白押しの人気番組を日本独占放送!
    「お宝ガチンコSHOW」に新たな仲間!『アメ車カスタム専門 カウンティング・カーズ』

◆14.メディアキャスト、地上波独立放送局のサンテレビへデータ放送統合システム
    「DataCaster M3」を納入

◆15.NHK放送研修センター《ケーブルテレビ研修》案内

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