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第222・223合併号 「2004年米国ケーブル産業の動向(NCTA資料より)」

[2005.02.18号]

 1月の半ば過ぎから、日本テレコムの営業の電話攻勢が始まった。週に3本くらい電話が掛かってくる。それも代理店がみんな違う。スタッフも電話を取っているから、7~8ヵ所くらいの代理店から電話が掛かってきているのではなかろうか。最近事務所の電話が鳴るということはほとんど無い。掛ってきても、掛けてくる人は決まっている。そうなると、電話がなると、「あっ、あの人からの電話だろう」と何となく予感がする。そしてその通りだったりする。しかし、何か、目新しい感じの電話が鳴って、出てみると、日本テレコムの営業の電話である。最初は、珍しく、「あっ、電話料金が安くなるのか。基本料金も下がるのだろうか?」などと興味は芽生えるが、原稿を書いている途中の営業の電話は、邪魔なだけなので、「今忙しいから」と断ってしまう。
4~5本そんな電話を受けた後に、やはり日本テレコムの代理店だと名乗る少し年配の女性から電話が掛かってきて、これまでの営業の電話より丁寧である。しかし、忙しいのは変わらないので、「こちらから電話するから」と電話番号を聞いて切ってしまった。ここら辺まで攻勢があると、一瞬、「真剣に検討してみよう」という気持ちになる。その気持ちのタイミングと、電話攻勢のタイミングが合致した代理店が、『お客さんを1件ゲット』ということになるのだろう。
 読売新聞には、連という販売の専門集団がある、と聞いたことがある。地元の新聞の販売員が地域を営業に回るのとは別に、専門の集団が戸別訪問の営業を展開する。3年ほど前の春先に、検見川浜のあたりにもやってきた。2ヶ月くらい毎週日曜日に入れ替わり立ち代わりやってくる。怪しげな人もいれば、好感の持てる若者もいる。よくこれだけ、キャラクターを揃えるものだと感心したことがある。販売員が玄関のチャイムを鳴らすタイミングと、「また新聞の営業かな?」と思いながらも、お客さん側のその時々の状況、モニターを覗いた瞬間の微妙なフィーリングで玄関が開けられ、購読に結びつく、ということなんだろうなあ、と思った。
 今回の、日本テレコムの営業攻勢でそのことを思い出した。しかし、大きな違いは『顔が見えないこと』である。電話の向こうの話を本当に信用していいのかわからない。電話料金のコスト削減は課題であるから、考えないということではない。しかし、それが正しいのかどうかの証明がない。そこで、次の電話から、「忙しいから、料金表のFAXを送ってくれ」ということにした。しかし、4~5件の代理店にFAXのお願いをしたが、送ってきたところは1件だけであった。
 ある時、電話がなり、出てみると、KDDIの代理店であった。「KDDIはどうして掛けてこないのだろう?掛けてきたら、料金の比較ができるのに。まあ、心理的にはKDDIの方が近いし、安いんだったら検討しなければならない」と思っていたところだったから、「来たか!(待っていたんだよ。どうしてもっと早く掛けてこないの!?)」というような気持ちで、「今回法人割引で…」「わかっているから、とりあえず料金の比較表をFAXして。FAX番号は…」といって電話を切った。しかし、料金表は、FAXされてきていない。何か怪しいところがあるのではないか?と思ってしまう。『KDDIの名前を騙った別の電話会社の代理店?』ということだってないとは限らないな、と疑ってしまう。
 行きつけの飲み屋で、NTT東日本・千葉支社の人に、そのことを話すと、「電話で契約を取ってなんぼという営業なんだよ」といっていた。電話で長い口上を聞かされて、「けっこうです」というと、あとで「(けっこう=)OKだといったじゃないか」というようなトラブルになるのではないか、と心配になる。
 電話は、その昔、ステイタスであった。電話が繋がるまでには、長い間、待たなければならなかった。電話が入ると、電話が入ったことを自慢したくて、用もないのに、職場から家に電話したお父さん方もいたはずだ。また、そんな上司を知っている方も多かろう。
今のステイタスは、光電話だ。『光電話(ひかりでんわ)』といっただけで、何か、新しい響きがある。光電話の開通した我が家に電話をすると、古女房とも何か新しいコミュニケーションステージが生まれるのではないか、と幻想を抱いているお父さん方もいるのではないだろうか。(いないか)
 関西電力系のケイ・オプティコムが光電話+光ネットを5,200円で提供していて、3,000円ちょっと払うと、テレビも見られると話すと、「値上げしないでやっていけたらすごいね。」という。理由を聞くと、「光の部品はまだまだこなれていなくて、不具合が発生することが多い。その部品のコスト、取替えにかかる人件費などのコストがけっこうバカにならない。もちろん納品の時にチェックはしているのだが、一個一個チェックするわけにはいかないので抜き取り検査。設置してみると、やっぱり、不具合が生じる。回線が原因の場合、部品が原因の場合、お客さんの端末が原因の場合と、それを確認する作業もたいへんな手間がかかる」のだそうだ。なるほど。でも「光電話」ってやっぱり何か新しい響きがあるよなあ。「誰だ!?パチンコ屋の新装開店と同じだろう」っていうヤツは。(い)


【目次】

I. はじめに
「2004年は、ハイビジョンテレビ(HDTV)が引き続き増加し、デジタル・テレビ転換が促進された」
II. ケーブルの加入者投資義務
III. ケーブルは新サービスを提供する    「米国ケーブル加入者の3分の1以上-2,430万-が豊富な新インタラクティブ機能を特徴とするデジタル・ケーブル・サービスに加入している」
IV. ケーブルは加入者が視聴する番組を提供する    「アラカルト規制による政府介入は、MVPDs、番組ネットワーク、特にMVPD加入者に不利となる可能性がある」 
V. ケーブルは加入者にハイビジョン番組を配信する
VI. ケーブルは健全な競争に取り組む
VII ケーブルによる家庭への責任
VIII. ケーブルの教育への責任
IX  多様性への責任
X  地域番組の責任    「地域チャンネルはローカル・ニュース、公共情報を知る上でコミュニティにとって大きな価値がある。これらのチャンネルがなければ、地域情報は知り得ないからである」

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