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第248号 「KDDI、JCNを傘下にNTT対抗軸を構築」

[2006.03.21号]

 久しぶりに見た土曜夜のTBSのブロードキャスター。といっても先週の11日も見ていたが。スポーツコーナーでWBCの結果をレポートしていた。WBCは、日本が韓国に負けた段階でお終いかと思ったが、あとで聞いてみると、米国がメキシコに負けたので、日本がセミファイナルに残ることになったということだった。
 ああ、そうだったのか、と思いながらも、アメリカがメキシコに負けちゃうんだ、と何か不思議な気がした。メジャーリーグの選手が出ているのだから、負けるわけないじゃないか、という先入観からきているのだが、でもメキシコのチームの中にも、メジャーリーグの選手はいるわけで、もともとそんなにレベルの差はあまりないので、運命の女神が、メキシコに微笑めば、それはそれでアメリカだって負けちゃうことはあるわけだ。
 しかし、また、あの審判がやってくれたそうじゃないか。メキシコの選手が打った打球がライトのポールを直撃。これは、当然、ホームランである。しかし、その判定が、2塁打だったとか。手塚治虫の漫画「ブラックジャック」に出て来る女の子のキャラクター「ピノコ」流に驚けば、「アッチョンブリケ」である。
 アウト、セーフの判定には、人間がすることだから、誤審もある。これは、いたしかたのないことだ。先週の日米戦の西岡のタッチアップのプレイの判定で驚いたのは、一番近くにいた2塁塁審の「セーフ」というジャッジを米国の監督の球審に対する抗議によって、2塁塁審と協議することもなく、「アウト」と判定を覆したことだ。審判の権利は、4人とも同じであるから、これは手続き上おかしいのだ。もっといえば、2塁塁審は、なぜ怒らなかったのだろう。主任審判の判定だったからだろうか。
 しかし、今度は、アウト、セーフの問題ではない。明らかに、ベースボールのルールを破っている。レフトやライトに飛んだ打球がホームランかファウルかをはっきりさせるために、ポールが立てられているのであって、ぶつかったら、ホームランね、と決められている。どうやったら、あれが「2塁打」と判定できるのだろう。そうやってでも米国に有利にさせたい「捻じ曲げ」の論理だろうか。今度は、マイナーリーグの審判だから、なんていいわけは通用しない。他のマイナーリーグの審判に失礼だ。
 それでも負けてしまったのだから、米国のマスコミのスポーツ記者も、何て書いていいのか、頭を悩ませただろう。あの審判、今年、マイナーリーグで仕事があるのだろうか。ほされてしまったりして。でも大丈夫か。きっと、組合があるから、そう簡単には辞めさせられることはない。 しかし、ああいうことがあると、天上からご覧になっていた勝利の女神も嫌気がさして、タコスを食べにいってしまったのではないか。前号でも、書いたが、米国の監督は勝てばいいかもしれないが、選手というものは、全力でプレーして、どうせ勝つなら気持ちよく勝ちたいものだ。しかし、米国の選手の中には、いやな勝ち方だ、という思いが残ったろう。メキシコ戦でも、「ああまたかよ」と多くの選手が思ったのではないか。その結果、負けてしまったのでは。
 その昔、35年ほど前、栃木東中学に通っていた。たいした運動神経でもないのに野球が好きで、野球部に入っていた。2年生の時は、スコアラーをやっていた。隣の小山市の小山中学には、後にジャイアンツ入りする江川卓さんがいた。県下で雌雄を争う2チームが、ある日曜日、栃木東中学のグラウンドで練習試合を行なった。マウンドには、江川さん。バッターボックスには、小山高校、法政大学で捕手として活躍した金久保孝二さんがいた。
 二人の間には、直球勝負の思いがあったのだろう。江川さんが投げた剛速球。金久保さんも、振り遅れまいとして、力一杯にバットを振り抜いた。打球は、左中間のフェンスを越え、校舎の壁にワンバウンドであたり、はねかえってきた。ホームランだった。金久保さんが、ダイヤモンドを一周してホームベースを踏むと、小山中学の監督先生が、「ワンバウンドがホームランか」と2塁の塁審に抗議した。そうみえたのかもしれない。一番近くにいた2塁の塁審は、小山二中の監督先生。力関係もあったのだろう。すぐにジャッジを変えた。2塁打。そこから試合は、再開。私の横にいた栃木東の監督先生は、「○○さんもきたねえなあ」と2塁塁審の監督先生の名前を口にした。しかし、抗議はしなかった。それなりの立場があることがわかったのだろう。
 試合は、栃木東中学が勝った。試合後、江川さんは、こちらのベンチにやってきた。金久保さんに近寄ると、「あれはホームランだった」といった。二人は談笑し、江川さんはにこやかに帰っていった。二人は、その後、法政大学で一緒になる。捕手のレギュラー争いでは、ロッテにいった袴田選手が一枚上で、公式戦では、江川―金久保のバッテリーをみることはできなかった。
 しかし、当時、栃木県の野球ファンは、NHK教育放送でたまに流れる六大学野球の中継で、前のインニングで袴田選手が打席に立ち、次のインニングの準備をする間に誕生する江川―金久保のバッテリーを画面に見るのを楽しみにしていた人も多かったようだ。
 何がいいたいか、というと、審判もフェアプレーをしないと、折角の価値もどこかへいってしまうということだ。耐震偽装問題の全体像も同じだろう。さてさて、今日は、日韓戦。イチローは、「我々に3度の負けは許されない」といっている。「エー!またあの審判も出るのかよ~。今日は、どっちの応援もしなくていいから、いいゲームメイクだけしてくれよ」(い)


【目次】

◆1.多チャンネル、インターネットに電話を加えたJCNのトリプルプレー展開
   ■ 加入促進について          ■ デジタル化について
   ■ FTTHとの競争状況について    ■ VODサービスについて
   ■ 今後の展開、M&Aの方向性
◆2. KDDIが、ジャパンケーブルネットホールディングス、ジャパンケーブルネットの株式取得
◆3. ケーブルウエスト、ベイコム、CTCが最大300Mbps超の高速ケーブルインターネット
    実証実験を実施
◆4. 松下電器、HDD内蔵CATVデジタルセットトップボックス「TZ-DCH2000」を開発・
    発売―HD映像録画を簡単に実現
◆5. 宇宙通信、海洋ブロードバンドサービスの提供を開始

【特別付録】<抜粋翻訳>
 英国 文化メディアスポーツ省白書「万人のための公共サービス:デジタル時代のBBC」

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