cbaニュース
第400号 「15市町をカバーするケーブルネット296がデータ放送開始」
[2012.08.21号]
オリンピックの開幕を控えた7月24日の16時からあるセミナーに出て、18時過ぎから懇親会となった。メーカーや放送業界の人の多い集まりで、やがて放送業界の顔ぶれが何人か集まり、ビールやらカクテルやらを口に運びながら、いろいろ裏話に花を咲かせた。
以前、本稿で、「4月から番組改編があり、夜中の24時からのNHKニュースにツイッターが導入された。画面下部にスクロールするツイッターに目が行って、落ち着いてニュースをみていられないので、以来、TBSニュースバードにチャンネルを替えている」という話を紹介した。その話をすると、NHKの友人が、「そうはいってもあの時間帯は、圧倒的に60代~70代の視聴者層が多い」という。別の民放OBは、筆者に賛同して、「あれはチラチラしていけない」というが、「でもうちはチャンネルを変えたりはしない」という。「どうしているんですか?」と尋ねると、「どうやってみているか~?どうやってみているかというと~、カミさんの裁縫の物差しを持ってきて、画面の下を隠すんだよ。37インチのテレビは、ちょうど50センチの物差しがぴったり合うんだ」という。その話を聞いて、一堂大笑いをしたが、《なるほど、そういう「「消し方」もあるのか」と思った。「生放送で、そのまま見られる番組があっても、一度、録画して、タイムシフト視聴で見る習慣になっている」という話もしたが、先ほどの民放OBのAさんは、「もともとテレビというのは、付けた瞬間に何をやっているか、という出会いも楽しむもの」と主張する。テレビがリビングの王様だった頃の、古き良き時代がしっかり染みついているんだな、と改めて思った。もちろんAさんも、それに固執するわけではなく、現在のテレビを取り巻く環境の変化は重々承知である。
お開きになって、三々五々、会場を後にしたが、そのまま帰るのもなんなので、何人かで、地下鉄の入り口近くの居酒屋に立ち寄った。いろいろ話をしたのだが、もうだいぶ時間が経っているのと、けっこう早いペースで日本酒を飲んだものだから詳しい話の中身は覚えていない。ぼんやり覚えているのは、枝豆好きな人がいて、枝豆を何度かおかわりしたのと、誰かが、お店の女の子にベトナム語で「こんにちは」と挨拶していたことくらいだ。
そのまま、結局、帰りはタクシーに乗ってしまった。深酒はいけないと思いながらも、つい少し年上の方や同年代の方と飲むと、はかが行ってしまう。ネット辞書で「はかが行く」の意味を調べると、「仕事などがはかどる」とあるから、酒の量の表現に使っていいものか、とは思うが、要は飲み過ぎである。原稿仕事もはかが行って欲しいものだが、なかなかそう簡単にはいかない。
オリンピックがいよいよ開幕となる前日、駅前の関西系大型スーパーイズミヤの電気製品売場に行って、「ブルーレイディスクを下さい」といって、漸くブルーレイディスクを40枚買ってきた。この2年間、ブルーレイディスク内蔵STBがありながら、録画した番組をブルーレイディスクに落とそうという行動をしてこなかったが、今回だけは、いま録画してある番組をブルーレイに移して、オリンピックの番組の「録画枠」を十分にとっておかなければと思った。
STBのブルーレイの挿入口を開けて、ディスクを入れて、録画番組を移そうとすると「フォーマットがされていない」という表示。機械オンチとしては、こういうところでまず、嫌気がさしてしまうのだ。それでも、仕方なく、操作ボタンを押して手がかりを探してみると、初期化のようなアイコンがあったので、それにそって、初期化し、フォーマット済みのディスクに、番組を移してみる。そのままHDDに残る番組もあれば、「ムーヴ」してしまう番組もある。
なるほど、こういうものなのか、とHDDからブルーレイへの移動を体験する。一度流れが分かると、オリンピックの開会式までに、できる限りの録画番組をディスクに移そうということで、家人が積極的な行動をみせた。
27日、東京ドームホテルの42階で、連盟東京支部の総会で講演をして、懇親会の後、7時過ぎに、(「ケーブルコンベンション2012」が行われた7月18日に開拓しておいた)水道橋の西口の庄屋本店に8人ほどで繰り込んで、情報交換会を行った。お開きになったのは、9時を回った頃だろうか。そのまま帰れば、いい飲み助なのに、そこが本領発揮で帰れない。Sさんの馴染みの、2、3軒隣の中華料理屋に有志で乗り込み、また杯をあおった。
なんというか、酒宴の雰囲気の大波小波に、(できないが)サーフィンのごとく乗っていたい、という強い欲望に駆られ、十分に堪能するまで、とことん行ってしまうのである。
翌28日。佐野ケーブルテレビの20周年記念イベントの取材に出掛ける時には、もうだいぶHDDは軽くなっていた。そして、その夜、また佐野の駅前の三岩というお店で、とことん盛り上がってしまった。
その後、お盆前の締め切り原稿を抱えていたので、テレビの前にじっくり座ってみるのは、男女のサッカーだけだったが、ちらっと仕事の合間に、オリンピックの特別編成番組を見ると、ツイッターが流れている。
《Aさんは、ツイッターを物差しで隠して、この番組を見ているかもしれないな》と思った。(い)
【目次】
◆1.《特別レポート:株式会社広域高速ネット二九六》
地域に根差した「ケーブルネット296」だからこそできる独自のデータ放送の
コンテンツ提供に挑戦!
――千葉県下15市町の行政情報等を始め、スーパーお買得情報も5月から
データ放送で提供
◆2.ジャパンケーブルネット、新しいコミュニティチャンネル「にっぽんケーブルチャンネ
ル」放送開始~JCNコミュニティチャンネルで日本各地の地域番組が視聴可能に~
◆3.武蔵野三鷹ケーブルテレビ、今年も「第45回三鷹阿波おどり」の特別番組をコミュニティチャンネ
ルで放送~社員が阿波おどりに参加し地域に貢献~
◆4.北ケーブルネットワーク、北区だいすき!CMコンテスト 作品募集開始
◆5.BNMUX、ラック内の省スペース化に貢献するケーブルテレビ用新型権利保護スク
ランブル装置を発売
◆6.BNMUX、ケーブルテレビの自主放送でHD2番組編成を実現する新型エンコーダーを発売
◆7.デジタルえほん、第6回キッズデザイン賞を受賞したtap*rapシリーズの第2弾、
デジタル知育絵本「tap*rapへんしん」をiPhone/iPadアプリとして提供開始
◆8.NHK放送研修センター《ケーブルテレビ研修》案内
次号へ | cbaニュース一覧 | 前号へ |