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第358号 ICTスマートタウンへ、毛呂山町にケーブルテレビ局誕生

[2010.11.15号]

 11月7日、夜、千葉ロッテマリーンズが、5年ぶり、4度目の日本一になった。
 ペナントレースは、3位という成績だったが、クライマックスシリーズで、2位の西武ライオンズ、1位のソフトバンクホークスを下しての、日本シリーズ出場。そして、セントラルリーグの1位中日ドラゴンズを4勝2敗1分の戦績で破っての優勝で、ロッテ捕手の里崎智也選手の口から出たという「史上最大の下克上」が完結、という結果になった。

 千葉マリンスタジアムは、筆者の住む検見川浜駅の隣駅、海浜幕張駅、10月、11月だけでもCEATEC2010やクラウドコンピューティングEXPO、InterBEE2010など、大きなイベントが開催される幕張メッセの奥の、海辺にある。
 海岸から50メートルほどのところにあるので、海風が強く、打ち上がった飛球が風の影響でとんでもない動きをすることから、相手チームの選手(時に、ロッテの選手をも)泣かせなことでも有名である。
 家からは近くにあるが、足を運ぶのは、年に1度か2度くらいである。しかし、試合の中盤に打ち上げられる花火の音が響いてくるので、存在感は、常日頃感じている。この花火も、風の強い日は、打ち上げが中止になるそうだ。

 今年は、スポーツニュース(NHKの夜のBizスポ)を見ていると、中盤辺りから、AクラスとBクラスを行ったり来たりしていたので、あまりよい成績は残せないのではないかと、ご近所のよしみで思っていたが、終盤勝ち続けての3位入りで、今回のメイクドラマが始まった。

 しかし、地上波とプロ野球の関係は、だいぶ疎遠になったようで、10月26日に日本野球機構(NPB)が発表した中日-ロッテの日本シリーズのテレビ中継局は、30、31日にナゴヤドームで行われる第1、2戦は、地上波の全国中継はなく、テレビ東京系の「テレビ愛知」の名古屋ローカルのみ。
 11月4日に千葉マリンスタジアムで予定されている第5戦も地上波の全国中継がなく、U局のチバテレビがU局としては初めて独占生中継をすることになり、チバテレビとネットワークを結ぶU局が地元にあれば、「全国の一部地域で見られる」ということになった。
 これをカバーするのは、BS、CSによる中継で、BS視聴をしている世帯や多チャンネル視聴をしている世帯では、地上波の全国中継がないことは、問題にはならない。

 しかし、地上波のみの視聴をしているプロ野球ファンの世帯では、重大な問題なようで、行きつけの飲み屋でも、地上波の放送がない、ということが話題になっていた。
 そのいいようには、地上波のプロ野球中継が毎年減少しているので、プロ野球ファンであること自体に、時代の隅っこに追いやられたような肩身の狭い思いを感じ始めており、これから先、プロ野球ファンとしての自分の居場所がなくなるのではないか、という切迫感さえ感じられた。
 地上波で全国中継されるのは、第3戦が、11月2日でテレビ朝日系列、第4戦の3日がテレビ東京系列(4日に順延された場合は地上波中継されない)、第5戦までに勝負が決まらなかった際に、フジテレビ系列が、第6、7戦を全国放送する、というものだった。

 蓋を開けてみると、ロッテの3勝2敗で、ナゴヤドームに戻り、第6戦、第7戦が行われることになった。第6戦の行われる6日は、家人の姪の娘が二十歳になり、来年成人式を迎えるお祝いで、東京都墨田区横綱にある第一ホテル両国で、写真撮影と食事会を行うことになっていた。3時半にホテルに行き、写真撮影にも立ち会った。
 撮影したすぐの映像が、パソコンの画面上に次から次に取り込まれていく。15分ほどで、60カットくらいの写真を取り終えた。すると、すぐに写真選定の作業に入った。昔だったら、考えられないことだ。その昔は、現像が出来上がってくるのを待って、ネガフィルムからよいカットを選んで、それを大きく引き伸ばしていた。
 それがどうだ。マウスをクリックして、表情を比較しながら、どんどん気に入らない写真を消していって、最後に残った5枚ほどから、記念写真にする3カットを選ぶ。しかし、この選定には、30分ほどかかった。選ぶ瞬間も、成人式の儀式の一環のようで、みんなで覗き込んでは、こっちの方がいい、いやあっちの方がいい、と外野の声が飛ぶ。最後には、遠目で見ていたおばあちゃんも輪の中に入ってきて、パソコン画面を覗き込んでいた。

 食事会は、筆者が深酒を避けたので、8時前に終わった。一路、帰宅の途に着く。ワンセグを見ると、2対2の膠着状態。両国から総武線で、新検見川駅へ。そこからバスで、海沿いを走る京葉線の検見川浜駅に。バスを降りて、一目散に帰宅した。
 9回表で、2対2。それから延長戦に突入し、延々15回の表裏の終了まで、2対2のまま動かず。規定により引き分けとなった。試合終了は、23時54分とか。18時11分に始まったとアナウンサーがいっていたから、何と5時間43分の試合で、これまでの日本シリーズでの最長試合となった。9時以降に放送される番組は、野球中継の終了後、ズレ込んで放送されていたようだ。
 延々、テレビの前に座って、延長に入った試合を見ていたのだが、ふと、《アレッ、これって、BSだっけ?しかもNHK?》と錯覚を起こした。なぜかというと、攻守交替の際に、テレビCMが入らないのだ。何か、おかしいな、という感じでいたが、民放ならではのアナウンサーの口調、解説者の話に、耳を傾け聞き入っていた。しかし、延長15回は長すぎた。

 7日は、19時半にテレビの前に座った。ロッテが6対2で負けていた。《今日は、ダメかもしれない》と思って風呂に入っていると、マンションのあちこちから歓声が上がった。風呂から出ると、6対6。《また延長かも》といういやな予感。しかし、7回表にロッテが1点を入れて、勝ち越した。このまま行けば、と思っていたが、9回裏に中日に追いつかれて、案の定、連日の延長戦となった。
 この日の中継には、9時を過ぎてもテレビCMが入っていた。予定された番組は2日続けて、繰り下げての放送である。
 延長に入っても、攻守交替の折には、15秒CMが、6本くらい入っていた。CMの後、一度球場を映して、さらにもう4本ほど入るという感じであった。スポット広告が急に入ったのかもしれない。前夜の中継に比べて、民放らしいリズムがあった。《民放は、やっぱりこうでなくっちゃ》と思った次第である。

 来年は、日本ハムに斎藤祐樹投手が入団して、(すぐに出てこられるかどうかわからないが)予告先発を行うから、何度か、ロッテ・日ハム戦は球場に足を運ぶことになるかもしれない。(い)


【目次】

◆1.埼玉県入間郡毛呂山町に10月1日、「ゆずの里ケーブルテレビ」が開局

◆2.ケーブルキャスト、JC-HITS 地上配信サービス化に向けた大容量全国基幹ネットワーク完成へ
    ~全国規模の地上光配信ネットワークサービスが実現~

◆3.12月1日から近畿初の地域WiMAXとして「Baycom WiMAX」
    (ベイコム ワイマックス)がサービス開始

◆4.JCN、J:COM、KDDI、KDDI研究所、次世代ケーブルネットワークの実証実験を共同実施

◆5.イッツコム、共同購入型前売りチケットサイト『ポニッツ』のプレサイト開設
    「プレミアム・クリスマス・プレゼント」キャンペーンを実施

◆6. ケーブルデータ放送から直接応募できる双方向懸賞企画をトライアル実施

◆7.日宣が、iPhone・iPad専用テレビ情報誌“ テレビ番組欄 ”を創刊

◆8.全国約9000面・3000施設のデジタルサイネージで順次放映。
    国内初・最大規模での複数サイネージ媒体連動で生活者のサイネージ認知向上へ。

◆9.JCTAコンテンツ流通部会「全国番組制作ふるさとキャラバン」開催

◆10.秋田ケーブルテレビ、データ放送を利用した健康サービス開始
    ~テレビ画面で、気になる症状から病状検索ができる~

◆11.NHK放送研修センター《ケーブルテレビ研修》案内

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